ガーデンカタログ
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石窯で焼いたピザやパンを一度でも食べたことがある人なら、きっとそのおいしさの虜になってしまうはず。石窯焼きの特徴、それは表面はパリパリ、中はもちもちとした食感です。これは石から発せられる輻射熱の遠赤外線効果により、食材の外側と内側から同時に熱が加わることで、水分を保ったまま短時間で一気に焼き上がるため。電気オーブンでは味わえない、ふっくらしっとりとしたおいしさを楽しむことができます。さらに薪を使った石窯の場合、そこに薪の香ばしさもプラス。いつもと同じ材料を使ったレシピでも、「プロの味」「レストランの味」に近付けることができるでしょう。ここで石窯焼きピザのレシピを簡単にご紹介しましょう。❶まずはピザを焼く1時間ほど前から薪や炭を使って火をおこし、石窯を熱くしておきます。❷石窯を熱している間に、ピザを準備します。小麦粉、ドライイースト、塩、ぬるま湯をボウルに入れて混ぜ合わせ、生地を作ります。❸生地をよくこねてひとまとめにしたら、濡れ布巾を被せて常温で1時間ほどおき発酵させます。❹その間に、ホールトマトを使ってピザソースを作り、トッピングする具材を適当な大きさに切ります。❺生地が醗酵して2倍に膨らんだら、等分にし、打ち粉をした台にのせてめん棒で薄くのばします。❻生地にピザソースを塗り、お好みの具をトッピングします。❼石窯全体に熱がまわったら、ピザを窯の中に滑り込ませます。3分ほどで、熱々のピザの完成です。コツさえ掴めば、石窯の使い方は意外に簡単。ピザやパンの他に、ローストビーフやローストチキン、魚や野菜の丸ごとグリルなど、本格的でダイナミックなオーブン料理もお手のものです。石窯を「屋外のもうひとつのキッチン」として使いこなし、青空の下で賑やかに料理や食事を楽しむ…、日常にそんな習慣を取り入れることができれば素敵です。時間がなくて遠出ができなくても、自宅でいつでも手軽にアウトドア気分を堪能できる、お庭に石窯のある暮らしが家族の毎日を輝かせます。石窯だから実現できる「プロの味」。「石窯焼きピザ」の作り方。屋外のもうひとつのキッチン。133

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