プランツカタログ
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102P01無農薬で育てられたオリーブの葉は、お茶にしても楽しめます。オリーブの葉には「オレウロペイン」という抗酸化、抗菌作用が高い成分が豊富に含まれ、血圧を下げる効果があるほか、体内のコラーゲンの生成を助けて美容効果も期待できます。葉を摘み取って洗い熱湯を注げば、若草のような香りとほろ苦さがあり、清涼感のあるフレッシュティーが味わえます。剪定などでたくさんの葉が採れたときは、よく洗った葉をザルなどに広げてカラ力ラになるまで乾かし、乾燥材とともに保存すれば、好きなときにいつでもオリーブティーが楽しめます。オリーブの実をつけたい!という方は、必ずお読みください。オリーブに実をつける4つのポイント実がつかない…という悩みを耳にすることが多いオリーブですが、育て方や環境に原因があることがほとんどなので、原因を見つけ対処すれば、ちゃんと実をつけるはずです。オリーブは実がなるまでに、挿し木なら5年以上、実生なら15年以上かかります。元気に生長するようゆっくり見守ってあげましょう。POINT❸開花時期の雨に気をつけて開花時期は花に水をかけないように気をつけて。オリーブの開花時期は5月中旬から6月上旬です。地方によっては梅雨時期と重なるので、花が落ちないよう、おおいをかけたり、鉢なら軒下へ移動させて花を雨から守ってあげましょう。しかし、乾燥も大敵。とくに開花時などポイントとなる時期に乾燥させてしまうと、実がつかない原因になります。年間を通して、土が乾いたらたっぷりと水をあげてください。POINT❷新しんしょう梢を刈り込まないでオリーブは春から初夏に伸びた新梢に翌年花を咲かせ、実をつける習性があります。冬期剪定でその新しい枝をすべて切ると果実がつかなくなってしまうので、全体のバランスをみながら剪定してください。POINT❶肥料はじゅうぶんに与えましょうどんな植物でも、じゅうぶんな栄養があってこそたわわな実をつけます。植えっぱなしで何年も肥料をあげていないと、実がつかないばかりか葉の色が全体的に黄緑色になってしまいます。POINT❹2種以上の品種を育てようオリーブは1本だけより、違った品種を2本以上植えた方が実がつく確率がだんぜんアップします。2本のうち1本は花つきがいい品種を選ぶと、自然と受粉する可能性が増えて実もつきやすくなります。2本植えるスペースがない場合は、1本でも実のなりやすい品種を選ぶとオリーブの実を楽しむことができます。塩水漬け(カラースケール1~3)もっとも簡単なのは、水に漬けて抜く方法。蓋つき容器に実を入れ、実がつかる程の水を注いで冷蔵庫の野菜室で保存します。水が透明になるまで毎日水を換え続け、渋が抜けたら、3%濃度の食塩水に換え、冷蔵庫の野菜室で保存し、1週間後くらいから食べられます。お好みでハーブやスパイスを入れると風味豊かになります。塩漬け(カラースケール6~7)完熟した実の種を抜き、多めの塩をまぶしてザルに入れ、風通しがよく涼しい場所に置きます。ときどき上下を返しながら、好みの渋抜き加減になれば完成。早ければ1週間後には食べられます。保存は密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室に。食べる時は好みの塩加減まで塩抜きしてください。塩抜きしたものは、オイルに漬けたりして保存してください。甘味料漬け(カラースケール6~7)完熟した実をメープルシロップなどの甘味料に漬けて渋を抜くと、ほろ苦さと甘みが絶妙なデザートに。小さな瓶を使えば数粒を美味しく食べられます。完熟した実の種を抜き、ひたひたのシロップになどに漬けて密閉し、冷暗所で保存。1週間後から食べられますが、1年も経つとトロリ濃厚な味に。そのままでも、ヨーグルトやアイスクリームにかけても絶品です。オリーブの葉でお茶をつくる葉を立てて指ではさんだときパキッと折れるくらいまで乾かします。「まあ、おいしい!」というものではないけれど、じんわりとしみるような、”からだによい味”のお茶ができます。熱くても冷たくしても、飽きのこない味。ハ一ブティーをいれる要領で、熱湯を注ぎ、3分くらい蒸らしてから注いでください。■ オリーブの渋を抜いて実を楽しむ渋味が強く、そのままでは食べられないオリーブの実を食用にするために、渋抜きの方法をご紹介します。

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