ステキに美味しいキッチンガーデン(コンパニオンプランツ)

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ステキに美味しいキッチンガーデン(コンパニオンプランツ)

ステキに美味しいキッチンガーデン(コンパニオンプランツ)

一緒に植えるとイイコトいっぱい「コンパニオンプランツ」。

人間関係に相性があるように、植物同士にも相性があるってご存知ですか。
一緒に植えることで、良い影響を与え合う相性バツグンの間柄の植物。それを「コンパニオンプランツ」と言います。それぞれの生長を促したり、害虫が寄るのを抑えてくれたり、組み合わせて育てるとイイコトがいっぱいです。さまざまな植物を混植するキッチンガーデンだから、育てる植物を選ぶ際は「コンパニオンプランツ」を意識してみるのも良いのではないでしょうか。
さて、今回は「コンパニオンプランツ」の組み合わせと、それらの活用方法をご紹介いたします。

アブラナ科の「ラディッシュ」と、キク科の「春菊」

ステキに美味しいキッチンガーデン(コンパニオンプランツ)

種まきから収穫までが短い期間で楽しめ、比較的育てやすい「ラディッシュ」と「春菊」の組み合わせ。アブラナ科のラディッシュを食害するアオムシなどの害虫よけとしてキク科の春菊が活躍してくれ、ラディッシュは春菊につくアブラムシを予防してくれます。

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鮮やかな赤色が元気をくれる
「ラディッシュ」

ラディッシュは「二十日大根」とも言われるように、種まきから収穫まで3週間と短く、発芽もしやすいので、お子様と一緒に種まきしたり、生長を観察したりしてキッチンガーデンを楽しめる、おすすめのお手軽野菜です。よく洗って、そのまま食べてもよし、カットして、サラダのトッピングにしても良し。真っ赤な野菜って元気をもらえる気がします!
たくさん収穫するコツは、発芽した後にきちんと間引きをしてあげることです。

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すき焼きだけじゃない、
「春菊」のさっぱりサラダもおすすめ

名前の通り春植えのほか秋植えが可能で、スジ植えで種まき、間引き育てていきます。株立ち型と株張り型の2種類あり、株立ち型の春菊では、食べる分だけ摘み、しばらくするとまた新芽が出てきて収穫、長期間収穫を楽しむことができます!
さて、みなさんは「春菊」を利用するというと「すき焼き」に入れるイメージしかないかもしれませんが、実はサラダで食べるととってもおいしいんです。おすすめのサラダのレシピをご紹介します。

用意するもの

・春菊(食べる分量100グラム)
・ごま油(大さじ2)
・中華スープの素(小さじ1)
・にんにく(チューブ少々)
・白ごま(少々)

「春菊サラダ」の作り方

1)春菊を茎から葉っぱの部分だけを取り外し、軽く水洗いし、水気を切り冷蔵庫で冷やす。
2)ボウルに、ごま油、中華スープの素、お好みでにんにくチューブを加え、混ぜる。
3)食べる直前に、2の調味料と冷やした春菊を混ぜ合わせ、お好みで白ごまをふる。

ステーキなどこってり系のものと合わせて食べるのもおすすめです。

セリ科の「パセリ」と、マメ科の「スナップエンドウ」

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ゆっくりと長い期間栽培を楽しむなら、秋に種まきし、春に収穫できる初心者でも育てやすい「パセリ」と「スナップエンドウ」の組み合わせ。マメ科のスナップエンドウの害虫よけとして、独特の香りが特徴的なセリ科のパセリが活躍してくれます。

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料理の色合いを良くする名脇役
「パセリ」

お庭やキッチンガーデンの片隅に植えておくと、とっても重宝する名脇役のパセリ。育てやすい上に、使いたいときにサッと採って料理に使える、使い勝手の良さが魅力です。パセリは、どちらかと言うと脇役のイメージが強く、一度にたくさん食べるのはちょっと難しいですが、電子レンジを使って簡単にドライパセリを作ることができます。
この方法なら保存がきくので、スープのトッピングに大活躍してくれます。ガーリックトーストを作るときにも、パンの上に散らしてから焼くと、とってもおしゃれに見えます。

「パリパリパセリ」の作り方。

1)パセリをお皿に房ごとに並べる。
2)電子レンジで、焦がさないように30秒刻みで乾燥させる。
3)パリパリに乾燥したら、お皿の上で手で揉み、茎を取り除く。
4)消毒し、乾燥した清潔な瓶に入れ保存する。

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白い花を楽しんだ後は収穫を楽しめる
「スナップエンドウ」

キッチンガーデンに、植物を絡ませたり、支柱を立てるスペースがあれば是非おすすめなのが、蔓性のスナップエンドウです。エンドウのツルが自由に伸びて、藤のような形の白い花が咲きます。お花を鑑賞できるのもとても魅力的ですし、無農薬で育てたお野菜を食べる分だけ収穫できるのはとても贅沢なことです。シンプルに、スナップエンドウの実を塩茹でが一番甘みが感じられておすすめです!
スナップエンドウは、ハモグリバエの被害にあいやすいので注意が必要です。ハモグリバエは葉っぱの中にもぐりこみ、絵を描いたような線があらわれるので、エカキムシとも呼ばれています。農薬を使いたくない時には、葉の白い線の先にいる虫を手で潰してしまうのが良いようです!ちょっと気が遠くなりそうですが・・・。まずは、風通し良く、虫がつきにくい環境にしてあげることが一番ですね!

コンパニオンプランツの組み合わせを覚えるのは難しいかもしれませんが、同じ科目であればある程度特性が似ているので、自分の好みの組み合わせで栽培をチャレンジしてみるのも「楽しむキッチンガーデン」につながるのではないでしょうか。
最後に、相性の良い関係の植物があれば、その反対に生長を抑えたりなど相性の悪い組み合わせも中にはあります。植える物を選ぶ際にはそれらについても意識してみると良いと思います。

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